保湿効果 グリセリン

化粧水に配合されている定番成分グリセリンの保湿効果とは

化粧水に配合されている定番成分グリセリンの保湿効果とは

 

化粧品にも多く使用されているグリセリン。グリセリンと聞くと、金属の滑りを良くするために使われる、工業用の油を連想されるかたも多いようですが、実は人の体にも普通に存在する、非常に優れた保湿成分です。

 

中性脂肪というのはご存知とおもいますが、この中性脂肪は脂肪酸とグリセリンが結合されている物質です。

 

グリセリンは元から人の体にあるものなので、人の肌との馴染みも良く、副作用などのリスクの無い保湿成分です。

 

グリセリンってどんなもの?

 

 

グリセリンそのものは、粘性を持った無臭で無色透明の液体で、甘味を持つことから甘味料としても使用されるアルコールの一種です。

 

パーム油やヤシ油などから作られるの天然グリセリンと、石油から作られる合成グリセリンが存在しますが、現在の主流は天然グリセリンとなっています。

 

原料は油ですが、水とよく馴染むため、保湿用化粧水などにもよく使用されています。化粧水などによく配合されている保湿成分は、水分を肌に閉じ込めるタイプのものが多いですよね。

 

グリセリンは保水力も高いのですが、吸湿性も高いため、水分が奪われるのを防ぐだけではなく、水分を吸い寄せて潤いを維持する力があります。使用感は重めで、ベタ付きを感じます。元々人の体に存在する成分なので、敏感肌の方でも肌刺激となりにくいのも特徴の一つです。

 

グリセリンの保湿効果を高めるために

 

保水効果と吸湿作用のあるグリセリンと、保水効果のあるヒアルロン酸は相性が良いため、より高い保湿効果を求めるのであれば、グリセリンとヒアルロン酸の配合されているものを使用しましょう。

 

保湿性や吸湿性の高いものなら、濃度が濃ければそれだけ肌も潤いそうな感じがしますよね。ところが15〜20%以上の濃度になると、その吸湿性の高さから肌の水分まで奪ってしまい、逆に肌が乾燥してしまいます。

 

元が油なので、濃度が上がればベタ付きも増してしまいますし、乾燥肌の原因となりますので、自分で化粧水やクリームを作る時には、濃度を上げ過ぎないように注意しましょう。

 

吸湿性の高さから、空気中の湿気を吸いやすく、湿度の高い時期には成分濃度が下がりやすくなります。品質を下げない為には、容量の小さなものを選び、キャップは小まめに閉め、早めに使いきるようにしましょう。

 

肌本来の力を取り戻すグリセリン

 

グリセリンには角質本来の状態を取り戻す作用があるため、肌荒れや乾燥で痛んだ皮膚を修復し、肌バリア機能を強化する働きがあります。

 

また、皮膚を柔らかくする作用があるため、肌荒れや乾燥などで厚くなっている肌をしなやかな状態に戻し、毛穴トラブルや乾燥肌改善効果があります。

 

グリセリンとワセリンを混同されている方もいるようですが、グリセリンとワセリンは別物です。水とよく混ざるグリセリン、油性で水とは混ざらないワセリン、肌に水分を与えるグリセリン、肌に油の膜を張って水分の蒸発を防ぐのがワセリンです。

 

敏感肌で市販の保湿用コスメや保湿化粧水が使用できない方は、薬局で精製水とグリセリンを買い、グリセリン5ccと精製水90〜100mlを混ぜ、肌に優しい自作の化粧水を作ってみてはいかがでしょうか。

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