乾燥肌 アトピー

乾燥肌がアトピーの原因になる?

乾燥肌とアトピー

 

乾燥肌とアトピーは違う物ですが、共通している所もあります。それは肌バリアが機能していないという所です。

 

肌のバリア機能というのは肌を乾燥から守る皮脂による蓋のような物で、それによって乾燥と、雑菌などの侵食も防いでいます。

 

しかし、この肌バリアが機能していないと、肌荒れが起こり、アトピー体質の方は雑菌やアレルギー物質であるアレルゲンの侵入によってアレルギー反応を起こして皮膚に炎症が発症してしまうのです。

 

乾燥肌だとアトピーになる?

 

バリア機能がちゃんと働いていないということは乾燥肌の人はみんなアトピーになってしまうのかというと、そういうわけではありません。

 

アトピーの基本的な原因はアレルゲンへの身体の免疫機能の過剰な反応であり、乾燥肌だからアトピーになるという訳ではないのです。ただし、アレルギー体質の人が乾燥肌になると、それはアトピーにつながります。

 

本来、アトピーというのはまだ皮膚バリアが発達していない乳幼児が発症するもので、肌バリアの未成熟と共に胃腸の消化能力が未熟な状態で、食物によるアレルギー反応も起こしやすいために発症してしまうというものでした。しかし、最近は幼児期を抜けてもアトピーを発症する方が増えていると言われています。

 

アトピーには保湿が大切

 

 

最近はアトピーは皮膚の新陳代謝を起こす為の身体の機能なので保湿は必要ないとする意見も出ていますが、アトピーの方の中には先天的に皮膚バリアを上手く作れない方がいて、日本人の中には27%程存在すると言われています。

 

この方達の場合、乾燥を進めてしまうと自力で肌バリアを作り出す事が出来ないので、炎症は酷くなる一方で回復する事が出来ません。

 

皮膚バリアは乾燥を防ぐだけでなく、アレルゲンの侵入も阻む役割をしているので、まずは皮膚バリアを回復させてアレルゲンの侵入を止める事が大切なのです。

 

そして、炎症があまりに酷い状態だと、ワセリンの治療では回復しない場合すらあります。この場合にはステロイド外用薬を使用するのですが、ステロイド外用薬は危険なイメージが大きいので使用を嫌がる方も多いようです。

 

しかし、治療方法としては短期間のステロイド外用薬の使用で一旦炎症を抑え、その後ワセリン治療などに切り替えての治療が効果が高く安全性も高いとされています。

 

市販のステロイド外用薬を使ってみる

 

 

全身に症状が出ていたり、広範囲が赤くはれているような状態だと市販のステロイドを使うというよりも一度、ちゃんと皮膚科で診察してもらう必要がありますが、一部分だけしか症状が出ていない場合は市販のステロイドを使う方も多いです。

 

市販のステロイドには、フルコートf(子供向けにはコートf)、ベトネベートN軟膏AS 、テラ・コートリル軟膏などがありドラッグストアやamazonなどの通販でも購入することができます。

 

病院になかなか行けずに悪化するよりは症状が出始めて1日目でステロイドを使いさっと治してしまう方法です。早めに強い薬を使うことで短期間に治せるので、結果として強い薬をたくさん使用しなくて済みます。

 

完全に消えるまで使用しなくても1日〜2日使ってみて、赤みが引いてきたら、ステロイドを止めて、ワセリンなどを塗るようにします。顔の場合は敏感肌、乾燥肌用の化粧水を使用してもOKです。

 

化粧水を使うのなら、アルコールフリーで肌に優しいもの以外は使ってはいけません。肌のバリア機能がまだ低下しているので、目には見えなくても表皮がめくれている部分があってそこから化粧水が入り込んで刺激されて悪化・・・ということになります。

 

肌のバリア機能をアップさせるセラミド配合が望ましいですが、乾燥肌や敏感肌向けの化粧水にはほとんど配合されているので一度使用中のものを確認してみてください。

 

アトピーの症状がない時にもこういったバリア機能をアップさせる乾燥肌用化粧水を丁寧に使っていくことで、アトピーが出ないように予防することもできますから。

 

肌バリア機能回復に最も大切な事

 

肌のバリア機能の回復に最も大切な事は実は正しい睡眠です。皮膚のターンオーバーが最も行われるのが22時から午前2時の間と言われていて、この時間帯に成長ホルモンが分泌され、身体の新陳代謝が活発に行われている事が分かっています。

 

つまりこの時間の間に深い睡眠に長く入っている事が皮膚の再生、そして、肌バリアの復活に大切なのです。夜遅くまで起きていたり、ストレスで夜寝付けなかったり、寝る前に消化の悪い食べ物を口にしたりする事は、この自分自身の再生機能を存分に発揮出来なくしてしまう事につながります。

 

寝る前にお酒を呑んだりするのも、肝臓の働きをアルコールの分解に使ってしまうので避けた方が良いでしょう。

 

また、食事内容も大切です。辛いものや油物を摂ると、それが皮脂腺から分泌されて肌が更に炎症を起こしてしまいます。アトピーの方は食べ物にも注意を払う必要があるのです。

 

病院で治療を受けていても、最終的に病気を治すのも、皮膚バリアを回復させるのも自分自身の身体の機能です。まずは自身の身体の状態を出来るだけ良い状態に持っていく事こそが、辛いアトピーを早く治す最も近道と言えるのです。

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